2005年09月10日
医師のいぼ治療
下記の医療機関での治療法は、すべていぼを取り除く方法です。
●電気凝固療法・・・電流を使う治療のため、やけどのように皮膚がただれます
●液体窒素凍結療法・・・皮膚への負担は軽い。患部の凍結・解凍を繰り返す治療のため、
いぼが完全に除去されるまで通院が必要です。
●手術療法・・・いぼは確実に除去されますが、手術跡が残ります。
いぼの治療
ウィルスいぼの治療はいくつかあり、どの治療法でも、必ず完治します。
●皮膚に免疫をつけ抵抗力を高める治療法・・・はと麦、苡仁湯(よくいにん)を飲む
●いぼを除去する治療法・・・絆創膏や液体タイプのいぼ除去剤を使用する。皮膚をやわらかくし、
いぼの表面が徐々にはがれていく効果がある。
●何もせずに自然治癒を待つ
いぼに似た皮膚病−脂腺母斑
【脂腺母斑(しせんぼはん)】
顔と頭によく見られ、生まれつきあるあざのことです。あざは最初平らですが、思春期までに皮膚の
一部がふくらみ、しこりができます。
また、様々な腫瘍を合併するため、成人する前に完全に取り除く必要があります。
いぼに似た皮膚病−表皮母斑
【表皮母斑(ひょうひぼはん)】
生まれつきあるあざのことを言います。小さなしこりのみ、線状に生じるタイプ、全身に拡大する
タイプと、症状は様々です。
見た目には、表面がいぼ状になっていて、皮膚が盛り上がっているように見えます。
治療法としては、手術による切除が可能です。
いぼに似た皮膚病−軟線維腫
【軟線維腫(なんせんいしゅ)】
首、わきの下、目のまわりに小さなしこりができる良性の腫瘍です。治療法としては、電気凝固
療法、液体窒素凍結療法、手術による切除などがあります。
●電気凝固療法・・・電流を用いてがん細胞を除去する方法です。
●液体窒素凍結療法・・・液体窒素(液体)を綿棒で患部に押し当ていぼを凍結させ、解凍したら、また
同じ事を繰り返す治療法です。
いぼに似た皮膚病−血管腫
【血管腫(けっかんしゅ)】
血管が集中してできる良性の腫瘍です。いぼに似ている血管腫には、疣状血管腫、被角血管腫、
老人性血管腫があります。
その他の血管腫では、赤あざといわれ、赤い斑点ができる単純性血管腫、皮膚の表面が
いちごの様に見えることから苺状血管腫というものがあります。
いぼに似た皮膚病
いぼができた際は、ウィルスいぼか、他の皮膚病かを確認することが大切です。
皮膚病である場合には、医師による治療が必要だからです。
<いぼに似た皮膚病>
●日光角化症/脂漏性角化症(老人性疣贅)
●有棘細胞がん
●血管腫/軟線維腫
●表皮母斑/脂腺母斑
ウィルスいぼについて
「ウィルスいぼ」とは、一般的に言われている「いぼ」のことで、ヒトイボウィルスが原因で発生する
皮膚病の一種です。ウィルスがなくなるまでは、再発したり、感染もします。
しかし、皮膚に免疫ができて抵抗力がつくと、ウィルスは次第に除去されますので、いぼは自然に
治ります。
たこの治療法−カッター
絆創膏のほかに、たこの治療には、カッターを使用して削り取る方法があります。1週間に1回を
目安に皮膚の硬い部分を少しずつ削っていきます。
また、水やお湯に長時間触れると、皮膚と同じくたこもふやけてやわらかくなるので、入浴後は
お手入れがしやすくなります。
たこの治療法−絆創膏
サリチル酸入りの絆創膏や、スピール膏などを利用して、たこをやわらかくし、削り取る方法が
あります。通常、絆創膏を貼ってから4日ほどで、たこはやわらかくなりますが、様子を見ながら
少しずつ削っていきましょう。
また、たこを除去する液体の治療薬もあります。薬液を1日1〜2回塗布すると、4日ほどでたこは
やわらかくなります。
うおのめの治療法
うおのめに痛みを感じた時は、カッターなどで、患部を少しずつ削りましょう。
また、スピール膏などの絆創膏を使用する場合には、うおのめの芯が取れるまで様子を見ましょう。
なお、うおのめを削っていて出血する場合は、ウィルスいぼの可能性が考えられます。
なるべく早く医師に相談しましょう。
うおのめの予防法
うおのめは、皮膚と靴などの物質とのこすれ、皮膚と皮膚とのこすれによって生じます。また、関節や
骨の上にある皮膚にできやすいことも特徴です。
小さくてきつい靴をはいたり、長時間、靴をはき続けると、うおのめはできやすくなります。
靴の種類に問題はありません。靴が自分の足のサイズや形に合っているかどうかが大切です。
たこやうおのめのお手入れ
たこやうおのめは、自分で治療ができます。治療方法は、皮膚が厚くなったり、厚い範囲が拡大
したり、痛みが生じた場合に、カッターなどで薄く切り取ります。
また、たこやうおのめを予防するには、皮膚のこすれや、皮膚の特定箇所が継続的に当たると
いう様な、外部からの刺激を避けることが大切です。
わきが手術の専門医
わきがの手術には、高度で細かいテクニックと経験を要します。評判のいい皮膚科、美容外科、
形成外科を探してみましょう。
また、手術を行なう場合には、手術方法や費用(健康保険使用の可否)など、自分が十分理解し、
納得できるよう、医師との話し合いが大切です。
反転剪除法の手順
反転剪除法の具体的な治療方法です。治療範囲は、わき毛のある部分よりも広範囲になります。
1.わきの下に局所麻酔を打ち、皮膚を切開します。
2.皮膚を裏返し、アポクリン腺を切り取ります。
3.止血後、裏返した皮膚を元に戻し縫い合わせ、動かないように圧迫します。
4.手術後、10日前後で抜糸します。
わきがの手術−反転剪除法
この手術は、においの原因になるアポクリン腺を取り除く方法です。わきが対策には様々な手術が
ありますが、反転剪除法は、他の手術方法に比べるとメリットが多いことが特徴です。
<反転剪除法(はんてんせんじょほう)のメリット>
●成功率が高い
●手術は簡単で入院の必要がない
●手術跡の修正が可能で、合併症も少ない
医師による治療
わきがは、イオントフォレーシスや手術をして治療することもできます。また、皮膚科では、
塩化アルミニウム入りの制汗ローションを処方します。
【イオントフォレーシス】
わきの下の皮膚に、電気の刺激を与え、汗腺にある細胞の内外のイオンの流れを阻害します。
そうすることにより、エクリン腺の機能を低下させ、汗を作りにくくする治療法です。
制汗スプレーの注意点
スプレーを吹き付ける時は、10cm以上離して使いましょう。肌に近すぎたり、長い間噴射し続けると、
皮膚の温度が急激に下がり、凍傷になる危険があります。
また、除毛直後の使用は刺激が強いため、肌荒れの原因になる可能性があります。顔や粘膜、
傷への使用も避けましょう。
制汗スプレーの効果−発汗抑制
収れん作用を利用して、皮膚上の汗が出る穴を引き締め、発汗をおさえます。
<使用される成分>
●アルコール、ホルムアルデヒト
●塩化第二鉄、タンニン酸
●硫化化合物、アルミニウム塩化物
制汗スプレーの効果−におい抑制
デオドランド作用にて汗を分解し、においの原因である細菌のはたらきを抑えます。
<使用される成分>
●過ほう酸ナトリウム
●葉緑素化合物
●過酸化亜鉛
●クロルヘキシジン(消毒薬)
発汗防止スプレー
制汗スプレーの働きはいくつかありますが、効果の持続性があまりありません。
<制汗スプレーの3つの働き>
●汗のにおいを防ぐ
●発汗を抑える
●よい匂いをつける
わきが対策
わきがには、においのほかに、汗の色(黄色)や汗の量といった問題点があります。衣服の汗の
しみが気になる場合は、わきパッドを使用すると良いでしょう。
市販の制汗ローションや、スプレーなども、汗とにおいの抑制に役立ちますので、自分の肌に
合うものを見つけてみましょう。
洗い方のポイント
汗のにおいは、洗い方を工夫すれば、かなり改善されます。基本はとにかく「洗うこと」です。
特にわきの下は、腕を持ち上げて、わき全体を洗いましょう。
殺菌剤入りの石鹸を使うと効果は高くなります。陰部も、石鹸を泡立てて、すみずみまで丁寧に
なで洗いをしましょう。
また、外出前にシャワーを浴びると効果はより一層高まります。
わきがの原因
わきの下の汗はアポクリン腺から分泌されます。この汗は時間の経過にともない、たんぱく質が
分解されて、強いにおいへの変化していきます。
アポクリン腺は、わきの下の他、外陰部、乳房のまわりに分布しており、毛穴とつながっています。
アポクリン腺で分泌された液体が、わきがや体臭の原因なのです。
2005年09月09日
ほくろの手術
ほくろは、手術で取り除くことが可能です。 また、通常入院する必要もありません。
<ほくろの手術>
ほくろの部分に麻酔をうちます → ほくろより大きめに皮膚を切り取ります
→ 切り取った部分を縫い合わせます → 手術後、3日〜1週間で抜歯します
ほくろと癌
ほくろが直接、がんになることはありません。 ほくろの所に腫瘍(=悪性黒色腫)ができるのです。
生成されたばかりの悪性黒色腫は、ほくろと区別するのは大変困難です、
これは、生まれたばかりの動物の赤ちゃんが、親と同じ体の模様をもっていない現象と同じですので、
成長するに従い、ほくろと腫瘍の違いは、はっきりしてきます。
ほくろの変化
ほくろには、生まれつきある「先天性」、生まれた後に生成される「後天性」と2つのタイプがあります。
なお、ほくろに急激な変化がある場合は、悪性黒色腫の検査をしましょう。
<ほくろの急激な変化>
1.色が変化する
2.急に盛り上がったり、横に広がったりする
3.出血
4.表面のただれ
足の親指の爪
足の親指の爪は注意が必要です。正しく切らない、「ささり爪=陥入爪」になります。
<足の親指の爪の切り方>
1.丸く切らずに、指の先に合わせて真っすぐに切る
2.爪の両端が、皮膚に食い込まないよう先端が指から出るように長めに切る
【ささり爪=陥入爪(かんにゅうそう)】
爪の曲がって皮膚に食い込む爪で、巻き爪とも言われます。
爪の切り方
よく切れる爪切りを使いましょう。肌荒れを起こしている皮膚は、皮膚と同じく爪も乾燥しています。
そのため、切れない爪切りを使用すると、乾燥している爪は割れて、何層にもなります。
また、深爪をしないように気をつけましょう。
逆むけは、無理にむくと、皮膚を傷つけ化膿する場合もあります。必ず爪きりやはさみで切りましょう。
健康な爪
健康な爪の特徴は、たてに細かいスジが見えます。不健康な爪は、表面はガタガタになり、横に
すじができます。爪の横すじは、爪の根元にある皮膚が荒れている、もしくは、全身的な病気によって
現れることもあります。
なお、爪の生え際にある白い部分は、健康状態と関連性はありません。
主婦湿疹の予防−日常生活
日頃の生活で、手が乾燥しがちの時、また水仕事の後などは、必ずハンドクリームをつけましょう。
普段から、こまめに塗ることがとても大切なのです。
また、乾燥しやすい肌は、紙や衣類などを触ったり、その他、普段の生活をしている上で肌荒れを
起こします。手荒れ防止のためには、木綿の手袋の使用をおすすめします。
主婦湿疹の予防−水仕事
洗剤等の化学製品を使用する場合は、必ず、木綿の手袋とゴム手袋やビニール製の手袋を
2枚重ねで着用しましょう。素手での使用は、肌荒れの第一歩となりますので、禁物です。
ゴム手袋は、蒸れることがありますが、肌荒れ防止のために着用は必須です。
また、原液を薄めるタイプの洗剤は、使用方法を読んだ上で使いましょう。
薬の塗り方
薬は、なでるように伸ばしながら塗ってください。強くこすりながら、すりこむ方法は、皮膚を
硬化させます。また、薬はすり込まないので、皮膚の表面に残りべたつきます。
薬を塗った後は、木綿の手袋を着用しましょう。夜寝る前に念入りに薬を塗ってから手袋をして寝ると、
とても効果的です。また、手袋の着用時間と比例して、肌荒れの治癒は早まります。
主婦湿疹の治療−外用薬
主婦湿疹の治療薬としては、ステロイドホルモン入りの外用剤を使用します。水でぬれた後は、
薬を塗るようにすることが大切です。また、毎晩必ず寝る前に塗ることも大切です。
薬は1日に何度塗っても問題ありません。毎日、こまめに塗ることが、効果を一層高めます。
また、脂肪分が多いものや甘いものを控え、睡眠と十分にとる生活をすれば、漢方薬での治療も
可能になります。
男女共に起こる主婦湿疹
主婦湿疹は、必ずしも主婦がなるとは限りません。水や洗剤に触れる機会が多い男女に共通して
起こります。いったん、荒れた皮膚は抵抗力がなくなり、食品やシャンプーなどでも敏感に反応するように
なります。
また、入浴時には、肌荒れを起こしている手をお湯の中に入れないようにしましょう。
肌がふやけると、肌荒れが悪化するからです。
主婦湿疹の治療法
主婦湿疹になったら、必ず皮膚科医に相談しましょう。皮膚科での治療は、2つの方法を並行して
行います。
1.荒れた皮膚を元の状態に戻す
2.健康な皮膚が肌荒れを起こさないように予防する
主婦湿疹と洗剤
素手で洗剤を使うと、主婦湿疹になる確率が高くなります。
皮膚は、水分と皮脂で構成される薄い保護膜で覆われています。洗剤は、この保護膜を破壊して、
皮膚に必要な皮脂を洗い流してしまいます。そのため、皮膚の抵抗力が弱まり肌荒れを起こします。
また手のひらは、皮脂を分泌する脂腺がないため、より一層、乾燥しやすいのです。
主婦湿疹と原因
主婦湿疹には、アレルギータイプと、刺激性タイプと2種類あります。また、日常生活における様々な
きっかけにより、肌荒れをひどくする場合があります。
<肌荒れ悪化の要因>
手をこする/入浴・水仕事などで皮膚がふやける/魚、青果など生ものの接触/爪でひっかく
主婦湿疹とは
主婦湿疹は、主婦に多く見られ、正式名である「手湿疹」の1つです。
【主な症状】・・・皮膚硬化、水疱、紅斑、亀裂、びらん、丘疹、
【原因となる皮膚炎】・・・刺激性接触性皮膚炎、異汗性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎
●異汗(いかん)性皮膚炎・・・自分の汗が原因で起こる肌荒れ
しもやけの治療法
しもやけの治療には、ビタミンEの摂取が効果があります。ビタミンEは、血行を促進する作用が
あるからです。
しもやけの症状がひどい場合は、皮膚科医に相談してください。
ステロイドホルモん入りの塗り薬のほか、、血管強化剤、循環ホルモン剤、末梢血管拡張剤などが、
治療薬として使われます。
しもやけの予防
<しもやけ予防>
●外出時は、必ず手袋をしましょう。
●こまめにハンドクリームを塗り、数分間、マッサージをしましょう。
●外出する前は、手や足をよくマッサージすることも大切です。
※マッサージは、血液の循環をよくします。
●きつい靴は、はかないようにしましょう。
手のしもやけと注意点
しもやけは、水仕事や乾燥した冷たい空気が原因でおこります。なぜなら、皮膚の温度が下がると
血液の循環が悪くなり、皮膚に悪影響を及ぼすからです。
<しもやけで注意すること>
●素肌を冷たい空気に当てない
●水仕事では、ぬるま湯やお湯を使う
あかぎれの予防と治療
冬季に入ってからではなく、常日頃から、ハンドクリームをこまめに使用して皮膚の乾燥を防ぐことが
大切です。また、洗剤を使用する際は、必ずゴム手袋などを着用しましょう。素手で水仕事をすると、
肌の乾燥化が早まり敏感肌になってしまいます。
あかぎれになってしまった皮膚は、専門医による治療が必要となってきます。ハンドクリームでは
治すことが困難なので、なるべく早く皮膚科医に相談しましょう。
手のあかぎれの特徴
あかぎれは、冷たい空気や皮脂不足により皮膚が乾燥して、弾力性が失われ、皮膚表面の溝に
沿ってひびが入る状態をさします。また、ひびが悪化すると深い割れ目が生じます。
あかぎれは夏でも肌荒れが起きていて、冬になると冷たく乾燥した空気により、皮膚はさらに乾燥して
症状は悪化します。
日常の心がけ
普段の生活において、肌荒れ対策を実行し、アレルギー原因となるものに触れないようにする、
少しの心がけで、アレルギーのトラブルを避けたり、症状の発生率を下げることができます。
手荒れなども、水仕事の後、必ずハンドクリームをつける事により、肌荒れの悪化を予防することが
できます。
洗剤を使用する時の注意点
市販されている食器用洗剤は、水で薄めて使用するものが沢山あります。原液のまま、素手で
水仕事をすると、皮膚に大変強い刺激を与えることになります。
<洗剤を使用する時の注意点>
●洗剤を使う水仕事をする時は、必ずゴム手袋などを使用し皮膚を守りましょう。
●洗剤の使用方法は必ず読みましょう。
洗剤かぶれの過程
皮膚の表面は、薄い保護膜で覆われています。洗剤は、この保護膜を破壊するため皮膚の
抵抗力が落ち蓄積疲労がでてきます。
そして皮膚は、乾燥、かさつき、赤みが発生して、ひどくなると、ただれが起きます。
この症状を繰り返すことにより、皮膚は弾力性を失い、硬くなってしまいます。
そのため、冬は乾燥によりひび割れなどができてしまいます。
洗剤によるかぶれ
洗剤を使用で起きるかぶれは、刺激性接触皮膚炎です。一般的にアレルギーは、特定の人だけに
症状が見られますが、洗剤によるかぶれは、あらゆる人に発生する可能性があります。
かぶれにより皮膚は赤くなり、また、ただれてしまうと、赤い湿疹や小さな水疱ができて、
皮がむけることもあります。
金属アレルギーの予防
金属は、水分がかかるとイオン化します。この金属イオンが、皮膚にしみこむために、アレルギーが
起こります。また汗は、通常、弱酸性の表皮をアルカリ性にして、外部からの異物に対する防御力を
低下させます。
水仕事や、スポーツなどで汗をかく時は、身につけているアクセサリーや時計など
金属のものは、はずすようにしましょう。
アレルギーと金属−クローム
ニッケル、コバルトと比べると接触皮膚炎はおこりにくい金属です。また、クロームには3価、6価の
2種類のタイプがあります。
●3価・・・塗料、インク、シェービングクリーム、皮革
●6価・・・洗剤、ブリーチ剤、塗料、皮革
アレルギーと金属−コバルト
コバルトはニッケルと同じように溶けやすい性質を持っています。また、ニッケル化合物には微量の
コバルトが常に共存・混在しています。
<コバルトが使用される製品>
●色を使用・・・クレヨン、塗料など
●日用品・・・ポリエステル樹脂、洗剤など
●粘土、セメントなど
アレルギーと金属−ニッケル
一般的に、ニッケル、もしくはニッケル合金が、メッキとして使用されます。アクセサリーのほか、
文房具、衣類の金具などに使用されます。
<ニッケルが多く使用される品物>
●アクセサリー・・・ネックレス、イヤリング、ブレスレッドなど
●文房具・・・ペン、はさみなど
●衣類の金具・・・ファスナー、ボタン、フックなど
衣服や下着でおこるアレルギーの予防
衣類には、さまざまなアレルギー成分が含まれています。これらが原因となって起こるアレルギーを
予防するために、新品の衣服や下着は着用する前に、必ず一度、洗濯をしましょう。
そうする事により、アレルギーの原因になる余分な成分が洗い落とされ、かぶれの発生率を
抑えることができます。
2005年09月08日
アレルギーの原因になりやすい衣料成分
衣類に使用される色々な成分が、アレルギー性接触皮膚炎の原因となることがあります。
●繊維・・・ゴム紐、ナイロン
●蛍光増白剤・・・WG、チノパール
●防腐剤・・・ホルマリン
●染料・・・クロム、ナフトールAS
アレルギーの原因になりやすい植物
アレルギー性接触皮膚炎をおこしやすい植物は様々です。
●野菜/果物・・・にんにく、トマト、マンゴー
●野草/樹木・・・うるし、いちょう、はぜのき、つたうるし
●園芸植物・・・菊、西洋桜草、アルストロメリア、オブコニカ
アレルギーやかぶれの予防
アレルギーやかぶれを予防するには、アレルギーを引き起こす原因であるアレルゲンを見つけることが
大切です。
アレルゲンについては、医療機関で行われるパッチテスト(多様なアレルゲンを皮膚につけて反応を
みる)を受けて確認してみましょう。
アレルゲンは、金属、植物、化粧品など、200種類以上確認されています。